世界有数の降雨量を誇る日本では、屋外での運動が難しくなる季節があります。
季節による運動不足にも困りますが、運動習慣をつけようと頑張っているときには挫折の原因にもなるケースも多いようです。
挫折を避けるためにも、屋外の運動が難しい日には室内の運動に切り替えるなど、運動習慣を継続することが大切です。
また、雨の日特有の体調不良を運動で改善できるかもしれません。
雨の日に自宅でできる運動を紹介します。
雨が続くと挫折しやすい、運動習慣
今年は、線状降水帯による災害警報がたびたび出されました。
線状降水帯は列状に連なった積乱雲の影響で、同じ場所で数時間にわたって強い雨が降り続ける現象で、その影響で何日も雨が続いたこともありました。
ご存じの通り、日本は世界有数の降雨大国であり、さらに地球温暖化の影響で降水量はさらに増加していくという予想もあります。
国土交通省が「理科年表2005」(国立天文台、2004年12月)を元に作成した資料によると、日本の一年間の平均降水量は1718mm、これは世界平均880mmの2倍を超える数値です。
月ごとに見ると9月がもっとも多く(208.5mm)、次いで6月、7月、8月、10月が150mm超えの僅差で続いています。9月の降水量には台風などの豪雨が影響しているため、雨が降る回数としては梅雨期である6月と差はないかもしれません。
雨が降っているときに出かけるのが面倒になるのは当然です。
ランニングやジム通いが挫折するきっかけにもなります。
そして、屋外で運動するのはさらに嫌になるはず。
雨が続く時期は、運動習慣が挫折しやすい時期でもあります。
屋外の運動を始めようとするなら、雨が続く時期は避けた方がよいでしょう。
また、雨の日に室内でできる代替メニューを用意しておいて、体を動かすことを習慣を欠かさない工夫をすると、挫折を避けることができます。
運動で解消できるかも?雨の日の体調不良
雨の日に気分が落ちこんだり、体調不良を感じたりすることはありませんか。
雨の日の体調不良は、軽い運動でよくなる可能性があります。
気圧や湿度、日照時間などが人間の体調に影響を及ぼすことは、専門家の間では知られています。
気圧の変化による低気圧不調、日照量の不足による冬季うつ病(季節性うつ病)などの気象要素に起因する症状は、気象病や天気痛などとも呼ばれています。
原因に気づかず、症状を感じている人は多いと言われています。
しかし、一般にはあまり知られていないため、症状を訴えても気のせいだと言われたり、ひどい場合は怠け心などと非難されたりする場合もあるようです。
天気はさまざまな気象要素がからみあっていますが、低気圧に運ばれた水蒸気が雨となるので、雨降りの日はたいてい気圧が低くなっています。
気圧の影響で体内に必要以上の水分量が溜まり、血管拡張や自律神経の乱れを起こします。
これが頭痛やめまい、だるさの原因と言われています。
雨が降る日に頭痛やめまいなどの症状が繰り返される場合は、もしかしたら天気が原因かもしれません。もちろん、他の病気の可能性もありますので、素人判断は避けましょう。
残念ながら数は多くありませんが、気象病の専門外来もあり、受診すれば治療も受けられます。
しかし、症状の原因である天候は解決できないので、症状を緩和させる対症療法になります。
血流の乱れから起こる症状は、血流の促進と自律神経を整えることで改善される場合があります。
症状を緩和させる生活習慣を指導されることが多いようです。
血流促進の目安として、高めの体温を維持するとよいでしょう。
一般的に平熱が35度台だと低体温と言われます。
低体温は栄養不足、体温調節機能の低下、筋肉量や基礎代謝量の減少、ストレスなど、さまざまな原因があげられますが、運動や生活習慣で改善できる場合があります。
出典:低気圧不調が起きるしくみ(小林製薬)https://www.kobayashi.co.jp/brand/teirakku/mechanism.html
雨の日でもできる!オススメのインドア運動
天気が悪くて屋外の運動ができない日のために、インドアの運動メニューを用意しておくとよいです。
いつもより運動量が下がったとしても、何もしないより運動効果は得られますし、運動習慣を途切れさせずに済みますし。
インドアでも、できる雨の日におすすめの運動を紹介します。
(1)ストレッチ
心肺機能への負荷が高い運動に慣れた方は物足りなく感じるかもしれませんが、インドアの限られたスペースで行いやすいメリットがあります。
また、肌肉や筋を伸ばすことで体の可動域が広がり、血流や基礎代謝量をアップさせる効果があります。また、ゆっくりと体を伸ばすことでリラックスできます。
反動をつけて伸ばそうとするとケガの原因になるため、要注意です。
(2)筋トレ
筋トレはマシンや器具を使わなくてもできます。
手軽にできる腹筋・背筋運動、腕立て伏せ、スクワットなど、自分の体が収まるスペースがあればできます。椅子に座った状態や横たわったままでできる筋トレのやり方も紹介されています。
筋肉に負荷をかけて鍛える筋トレは、ストレッチと比較するとケガのリスクは高まります。
また、正しい姿勢と適切なフォームで行わないと、鍛えたい箇所に負荷をかけられないこともあります。
単純に体を動かすだけでなく、どこを鍛えようとしているか、正しく負荷がかかっているかを意識しながら行う必要があります。
これはストレッチにも共通することですが、運動初心者が、初めて行う場合は専門知識をもったコーチの指導を受けることをおススメします。
(3)有酸素運動
有酸素運動とは、ウォーキング、ランニング、水泳など、一定以上の時間を継続する運動をさします。
運動中は体内に蓄積されたグリコーゲンをエネルギーに変えて消費しますが、グリコーゲンが不足すると、体脂肪をエネルギー源とする方法に切り替えます。
体脂肪を分解する際に大量の酸素を消費するところから、有酸素運動と名づけられています。
ですから、有酸素運動を行うときは呼吸を意識することが大切です。
筋トレは無酸素運動に分類されますが、たとえばスクワットを、呼吸を意識しながらゆっくり行うと、有酸素運動になります。
インドアの有酸素運動では、ヨガ、ピラティス、ダンス、エアロビクスなどがポピュラーです。
参考:トレーニング:有酸素運動とは(健康長寿ネット/公益財団法人長寿科学振興財団)https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shintai-training/yusanso-undou.html
楽しみながらできるオンラインフィットネス
これからインドア運動を始めたい方におススメしたいのが、オンラインフィットネスです。
オンラインを介したグループレッスンや個人レッスン、時間や場所を選ばずに利用できる動画など、楽しみながら運動できるコンテンツが充実しています。
(1)オンラインフィットネスの便利ポイント
オンラインフィットネスの魅力のひとつはコストパフォーマンスと利便性です。
フィットネス施設やパーソナルレッスンと比較すると低料金かつ時間や場所の選択肢が広く、さまざまな運動を楽しめます。つまり、運動初心者でも気軽に始めることができ、仕事やプライベートが忙しい人にも続けやすいというメリットがあります。
オンラインウェルネスBRSTとは
https://brst.work/
(2)一人だけど一人じゃない!つながる楽しさ
YouTubeを検索すれば、たくさんの無料閲覧できるフィットネス動画が見つかるはずです。
無料コンテンツを上手に活用して運動習慣を維持している人もいますが、継続するには自分のモチベーションと意志力が求められます。
一人で続けるのはちょっと難しいという人には、Liveセッションがおすすめです。
運動の楽しさを教えてくれるコーチと同じ目的をもって頑張る仲間との交流が運動習慣の継続を後押しししてくれます。
オンラインウェルネスBRSTのセッションスケジュール
https://brst.work/introduction/
(3)いつでもどこでも繰り返せる動画セッション
社会人になると仕事やプライベートが忙しくなることも増え、常に運動習慣を優先するのは難しくなります。習慣を継続するのに必要なのが柔軟性と利便性です。
動画セッションは、24時間365日いつでもどこからでも見放題です。
仕事の合間や早朝・深夜のスキマ時間をうまく使って、心身のコンディションを整えられるのもビジネスパーソンの資質と言えます。
オンラインウェルネスBRSTのトレーニング・リフレッシュ動画
https://brst.work/video/
継続は力!続けやすさで運動習慣をサポート
運動不足を解消しようと思い立ち、頑張って運動した翌日以降に筋肉痛で苦しむのは、“運動初心者あるある”ですね。突発的な健康モチベーションと筋肉痛の繰り返しで、運動に対して「疲れる」「痛い」と言ったネガティブなイメージが刷り込まれてしまう人もいるようです。
ごく軽い運動でも運動量に見合ったメリットはありますが、習慣化することで、より大きな効果を実感できます。筋肉痛の体験だけでは、運動を続ける達成感や効果を実感できたときの喜びも感じられません。本当にもったいないことだと思います。
自宅で手軽に始められるフィットネス動画も注目されていますが、モチベーション維持の難しさや自己流だと効果が上がりづらいなどのデメリットもあります。コーチの指導があるオンラインフィットネスの魅力は、どこからでも参加できる利便性、プロの指導を受けられる安心感、同じ目的を持つ仲間がいる楽しさが、続けやすさに結びつくことです。
オンラインウェルネスBRSTでは、生活時間、仕事時間にあわせて、早朝や深夜などのコンテンツも用意されています。自分なりの活用方法を工夫すれば、リモートワーク中のライフスタイルのコントロールにも効果的です。
運動習慣で体と心の健康を維持することが、ウェルネスライフにつながります。オンラインウェルネスBRSTは、充実したライフプランを支える運動習慣づくりをお手伝いします。