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リモートワークはやる気が低下する?その原因と今すぐできる対策

リモートワーク

コロナ以前にリモートワーク導入の障壁になっていたのが生産性低下を懸念する意見でした。
実際に導入してみると業績や作業効率が向上した事例も多く、一様に生産性が低下するものではないようです。
その一方、リモートワークではやる気が低下してしまい、仕事が捗らないと悩む人もいます。
リモートワークでやる気が低下するのはなぜでしょうか?
その原因と今すぐにできる対策を紹介します。

 

リモートワークでやる気が低下する原因

リモートワークだと仕事にやる気が出ないと感じるのはなぜでしょう?
実際には、仕事を始める前からやる気が高い人はあまり多くはありません。
一般的には、
仕事に集中するうちにやる気も高まってくるものです。
つまり、リモートワークの環境が
整っていないために集中できず、やる気の低下を起こしやすくなっていると考えられます。
仕事に集中しづらいのは自宅であることが強く影響しています。リモートワーク特有の原因について考えてみます。

自宅にいるとリラックスしてしまう

自宅はもともと寛ぐための場所なので、ついノンビリしてしまうという人も多いです。
特に家であまり家事分担をしていない人は「自宅では働かなくていい」という意識が定着していて、自宅では働く意欲を持ちづらい傾向があるようです。

家族やペットが気になる

リモートワークを理解できない小さな子供やペットがいて仕事を中断されたり、気になって集中できなくなったりする場合があります。たびたび作業が中断されるとやる気を維持するのも難しくなります。
共働き家庭のリモートワークで、妻だけが仕事中の家事や
子供の世話を担うようになり、家庭不和に発展するケースもあるようです。

仕事以外のものが目についてしまう

個人差はありますが、自宅は自分が寛いだり、楽しんだりするための環境で、仕事とは関係ないものが目につきやすくなっています。仕事とは関係ないものが目に入ると気が散りやすくなります。

リモートワークの作業環境がよくない

自宅の作業スペースや通信環境、資料やデータの共有など、リモートワークの作業環境が整っていないことが仕事の効率を下げ、ストレスにもなります。
個人で解決できる問題
ではありませんが、データ共有や社員間のコミュニケーションをとる環境が整っていないと、仕事の手戻りや中断が多くなり、会社や部門単位で生産性が低下します。
また、無理
な姿勢で仕事を続けると、作業効率だけでなく体にも負担がかかります。

達成感を感じづらい

リモートワークでは仕事の達成感が感じられないという人がいます。
一方ではリモート
ワークによって仕事が可視化され、個人の成果が明確になったという意見もあります。
モートワークで達成感を感じづらいのは、自分の仕事の成果を上司や同僚の言葉で推し量っているためかもしれません。

 

今すぐできる!リモートワークでやる気を回復する方法

やる気の低下については、リモートワーク特有の原因はありますが、仕事スタイルに関係なく、やる気を回復させる方法があります。ほとんどがすぐに着手できることですので、ぜひお試しください。

とりあえず仕事を始める

仕事を始めるにあたって、やる気の有無を気にする必要はありません。ともかく最初の20分間は他のことは考えず、中断せずに作業を続けましょう。できるだけ、簡単にできる仕事や自分が好きな作業から始めるとよいです。

仕事をする場所を整理整頓する

仕事をする場所から仕事とは関係のないものを片づけ、整理整頓しましょう。必要なものをすぐに使える状態にすることで、探し物で中断して集中が途切れるのを防げます。可能であれば壁などに向かって座り、仕事以外に気を逸らせるものを見ない状態にしておくと集中しやすくなります。

タスクごとに時間を管理する

週単位、日単位でタスクを設定すると管理しやすくなります。上司が身近にいないリモートワークでは、仕事量と時間を自分でコントロールできる人ほど高い成果を上げられます。大まかでよいのでタスクごとに作業時間を設定し、常に時間を意識して仕事をしましょう。小さな目標でも達成感を感じられ、スキルアップにもつながります。

仕事の前後のルーティンを決める

自宅でのリモートワークでは、仕事と生活を切り換えるポイントが作りづらくなります。オフィスワークでの身支度や通勤に代わるルーティンをつくると、仕事モードに切り替えやすくなります。仕事用の服に着替えるなど、自分なりに工夫して気持ちを切り替えましょう。
特におすすめしたいのが、日光を浴びることとストレッチです。人間の体内時計は、日光によって目覚めのスイッチが入ることがよく知られています。また、ストレッチをすると血流が良くなり、寝起きの頭や体の重さが解消されます。また、代謝があがるので脳の働きも活性化します。

適度に休憩時間をとり、体を動かす

適度に休憩をとることも大切です。タスクの合間に休憩をとるように決めておくとよいです。
休憩の時には仕事をするスペースを離れ、少しでも立って歩くとデスクワークの疲労が溜まりにくくなります。軽いストレッチやエクササイズをすると、さらに効果的です。
また、仕事をしながらの昼食は避け、できればパソコンから離れて食事をとりましょう。

 

知っておきたい!集中力を高めるポモドーロテクニック

仕事に集中してしまえば、やる気があるかどうかを気にすることがなくなります。仕事を始める前にやる気について悩むより、やる気がなくても仕事を始めてしまい、効率よく集中し、それを持続する方法を考える方が効率的です。一般的な大人が集中力を維持できるのは50分程度、訓練を受けた人でも90分程度と言われています。また、集中力には15分程度の周期で波があり、一旦、作業を中断すると元のレベルに戻るまでに15分以上かかるという研究結果もあります。

ポモドーロテクニックという生産性を高める時間管理の手法を紹介します。イタリア語でトマトを意味する名称は、この手法を考案したフランチェスコ・シリロというイタリア人学生がトマトの形のキッチンタイマーを使用していたことに由来します。

ポモドーロと呼ばれる25分間と5分程度の休憩の組み合わせを1セットとして、4セットごとに15分~30分程度の休憩をとります。タスクが完了するまでこれを繰り返します。外的な要因で作業を中断した場合は1セット目からやり直しになりますが、タスク以外のことが気になったり、別件を思い出したりした場合は、選択したタスクが優先すべきものではなかった可能性があります。この手法は、開発者やクリエイティブ系の職種に適していると言われています。

 <ポモドーロテクニック>

①最優先すべきタスクをひとつだけ選択する。並行して複数のタスクをやろうとしない。

②25分でアラームが鳴るようにタイマーを設定する。

③25分間は選択したタスクだけに集中して作業する。

④5分程度の休憩をとる。

⑤ポモドーロ(①~④)4回ごとに15分~30分程度の休憩をとる。

 

リフレッシュ効果が高くなる休憩のとり方

適度な休憩によって脳が活性化し、集中力を取り戻すことができます。同じ15分間の休憩でもタイミングや休み方によって、リフレッシュ効果も変わってきます。

特に休憩をとるタイミングは重要です。人間の脳は集中を続けられないようにできています。諸説ありますが、集中力を持続できるのは長くても90分程度と言われています。その一方で、作業を中断してしまうと、集中力を取り戻すまでに15~20分かかります。タスクが完了するタイミングで休憩をとるのがベストですが、仕事量の調整が難しい場合はできるだけ区切りの良いところで休憩を入れるようにしましょう。

  ここまで終わったら休憩しておやつを食べる、好きな動画を見るなど、小さな目標を設定するのもメリハリをつけるのに効果的です。ペットボトルの飲み物は手軽で便利ですが、たまには自分でコーヒーや紅茶を淹れて飲むのもよい気分転換になります。

リモートワークでは座っている時間が長くなるため、休憩時間にはできるだけ立ち上がる、歩く、ストレッチをするなど、意識的に体を動かしましょう。仕事の場所を離れて休憩することで思考がリセットされますので、リフレッシュ効果も期待できます。

仕事に戻る時間やタイミングを決めて、ダラダラと休まないよう注意しましょう。長く休憩をとり過ぎてしまうと、仕事の思考に戻るのに時間がかかるようになります。アラームなどを利用するのもよい方法です。

 

やる気を維持するためのリフレッシュに効果的な運動習慣

リモートワークでやる気が出なくて困ったら振り返ってみましょう。オフィスワークでは、毎日同じようなテンションでやる気に満ちあふれていたでしょうか。おそらくオフィスワークでも、何となくやる気が出ないという日はあったはずです。 

自分の“やる気”をコントロールするのも、社会人なら身につけておくべきスキルです。“やる気”があるから仕事をするのではなく、“やる気”は仕事に集中するうちに出てくるもの。仕事に集中しやすい環境を整え、リフレッシュしながら続けることが大切です。

 集中力が落ちてきたときには、体を動かしてリフレッシュすると効果的です。BRSTには、体のお悩みや目的にあわせて選べる、5分~10分程度のエクササイズやダンスの動画が充実しています。リモートワークだからできる、休憩時間の運動習慣に最適のコンテンツです。

 

BRST COLUMN編集チーム Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心にアニメ・マンガ、車から美容・健康まで対応!コロナ禍での運動不足から、ウェルネス習慣、おうちフィットネスへの関心が爆上がり中。